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エピソード

動画の内容

  • 沖縄移住から起業までの経緯
  • 商品への拘り
  • これまでの苦難
  • 心がけていること
  • 社名に込めた想い
  • 今後実現したいこと

「沖縄の朝をより豊かに」をテーマとし、沖縄県産素材にこだわった食のセレクトショップを経営する塚本 信(つかもと まこと)社長。東京で25年、オーガニック食品専門会社で営業職を務め、全国を飛び回っていたという塚本氏が沖縄の風土に惚れ込み、強い決意を抱いて妻と2人、沖縄に移住したのが2017年。

それ以来、琉球ガラスなどの伝統工芸品販売を手掛けてきた塚本氏が2020年9月、新たに立ち上げたのがイペーファクトリー株式会社だ。自然食品の開発・販売や、世界中から厳選した食料品の輸入販売を展開。自社商品においては沖縄県産の食材にこだわり、地元工場や国内でも指折りの老舗店を巻き込み魅力的な食品を開発。ウェブストアや国内の主要デパート等で販売展開し、健康的で美味しい朝食スタイルを提案している。

東京に在住していた頃には幾度となく沖縄を訪れ、エネルギーを貰っていた塚本氏だが、憧れの地での起業は現在でも決して順風満帆なものではないのだという。試行錯誤や失敗を繰り返しながらも前進を続ける塚本氏を支えているのは、この島で暮らしていくという並みならぬ覚悟、そして沖縄に恩返しをしたいという熱い想いだ。事業においては自身の目でその商品価値を見極め、“沖縄初上陸”の逸品を取り扱うことにこだわる。また、仕入れや営業の際には自分自身の想いを包み隠さず伝え、深い人間理解によって相手の信頼を勝ち取っていくという地道なスタイルを貫く。これら妥協のない姿勢、そして揺るぎない信念の源が塚本氏自身の言葉で語られる。

新会社「イペーファクトリー」の名前は、沖縄で2~3月に開花を迎えるイペーの木(イッペーとも。和名、コガネノウゼン)から来ている。この木に咲く鮮やかな黄色い花に一目惚れしたという塚本氏だが、社名にはもう一つの由来もあるという。そこには新たな事業を始めるという意気に加えて、移住後に塚本夫妻が迎えた大きな変化も深く関わっていた。企業の将来の展望や、塚本氏自身がこれから力を入れていきたいと語る支援事業の構想と併せて、その熱い想いを語ってもらった。

公開日 /

プロフィール

東京で25年にわたりオーガニック食品専門会社に勤め、営業マンとして全国を飛び回る生活を送っていた。
その生活の中、休みの度に沖縄を訪れ(50回以上)、刺激を貰っていたという。2017年、骨を埋める強い覚悟で、妻を連れ沖縄に移住。
趣味の美術鑑賞で鍛えた審美眼を活かし、沖縄伝統工芸品の販売を手掛ける「BOND okinawa」を設立。
県出身職人が手掛けた琉球紅型(びんがた、鮮明な色彩や大胆な配色を特徴とした沖縄独自の染色技法)や琉球ガラスを販売する。
2020年9月、「イペーファクトリー株式会社」を宜野湾市に設立、伝統工芸品の卸、仲介、販売及び輸出入に加えて、東京時代に培ってきたノウハウを活かし、自然食品や健康食品の卸、仲介、販売を展開。さらに農作物の生産や、これを原材料とした商品開発も手掛ける。
宇地泊製パン所sourire(スーリール、沖縄県宜野湾市)とのコラボレーションで商品化した田舎風パン「恋するカンパーニュ」は口コミで広まり、人気を博している。
美術工芸品収集も趣味としており、人間国宝・金城次郎の“やちむん”(焼き物の意、沖縄伝統の陶器)、版画作家・名嘉睦稔氏の作品をコレクションとして所有し、自ら沖縄工芸マニアであることを認めている。