58tv|GOPACHI TV OKINAWAN VIDEOS

エピソード

動画の内容

  • TESIOの事業・商品へのこだわり
  • 自分らしい料理表現の発見
  • 体当たりで技術を学んだ修行時代
  • 自家製ハム・ソーセージ専門店TESIO
  • TESIOが描く未来

2017年に沖縄市コザでオープン以降、地元生まれの食材とドイツ発祥の製法にこだわった自家製ハムやソーセージを提供する加工肉専門店「TESIO(テシオ)」。国際大会IFFAで金賞を受賞したその味は口コミで評判が広がり、今では県内外に広くファンを抱える。看板メニューの「TESIOフランク」は、歯触りや素材の持つ風味など、理想のスタンダードスタイルを手作りにこだわって追求、店舗名の由来通り“手塩を掛けて”育て上げた逸品だ。そんなものづくりへの情熱を抱くTESIOのスタッフたちを牽引するのが、オーナーの嶺井 大地(みねい だいち)氏である。

アジア各国から留学生が集まる大学に在籍し、多様な文化や価値観に触れて楽しい日々を送るも、将来の夢や目標を見出せないまま卒業を迎えたという嶺井氏。この時に蘇ってきたのが、かつて幼少期に見た、レストランを切り盛りする祖父母の姿だった。そんな原風景がベースとなり、「おもてなし」に自身の歩む道を求め、飲食業に飛び込む。

しばらく沖縄で料理の腕を磨いていたところに、友人の勧めで京都へ。そこでシャルキュトリー(フランス語で食肉加工品の意)に出会うと、沖縄は昔から豚肉および加工肉が身近にありながらもそれを作る環境が無いのに気付いたことも手伝って、食肉加工や店舗経営の修行に打ち込む。その後静岡へ移り、ソーセージの本場であるドイツ伝統の製法を習得、30代になると、岡山を経て沖縄でいよいよ自身の店づくりに挑む。開業の地となったコザは、実は嶺井氏にとってそれまで縁が無かった場所だったという。コザとの出会い、そして店舗を作る中で見えてきた魅力とは何だったのか。

TESIOの開業以後、暮らしの傍らに豚肉がある環境で、沖縄だからこそできるものづくりの姿を追求してきた嶺井氏。今後は自家製商品の魅力だけでなく、周りの人々と共生することで「営みの魅力や楽しさを伝えていきたい」と話す。TESIOの未来像、そしてその拠点となるコザの未来を創っていくという将来のビジョンも語られた。

公開日 /

プロフィール

沖縄県那覇市出身。幼少期にレストランを経営する祖父母のもとへ預けられた経験があり、これが飲食業へ憧れを抱く原体験となった。県内で小・中・高と進学後、大学は県外にあるアジア太平洋地域から留学生が集まるという大学に進学する。卒業後、幼少期の原体験を思い出して、飲食業の道を志す。数年間の現場経験を経て、さらなる学びの場を求めて京都へ。そこでフランス由来のシャルキュトリーに出会い、飛び込みで修業に入る。その後、さらに静岡へ渡り、ドイツ製法の加工肉専門店に弟子入り。岡山での現場経験を経て沖縄に帰郷、2017年に加工肉専門店「TESIO」を立ち上げる。2019年、ドイツ国際コンテストIFFA(食肉業界最大規模の国際見本市)にて、オリジナル製品の「ビアシンケン」「HOTDOGフランク」が金賞、「SAMURAI」が銀賞を受賞。
日本有数の“豚肉文化”が育まれてきた沖縄で、ハムやソーセージを通して豚肉の新たな魅力を発信すべく、走り続ける。