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エピソード

動画の内容

  • 沖縄発 アパレルブランド「HIGA」
  • ファッション業界を志向するまで
  • 「HIGA」ブランドの立ち上げ
  • トライ&エラーのブランド運営
  • 沖縄に活力を与えるブランドを目指して

沖縄から世界に向けて先進的なファッションを発信、展開している「HIGA」。那覇市出身のデザイナー・比嘉 一成(ひが いっせい)氏が立ち上げたファッションブランドで、2015年10月には沖縄に拠点を置くデザイナーとして初めて東京コレクションに参加、琉球藍染など沖縄で育まれてきた技術やエッセンスを取り入れたデザインが話題となった。ブランドコンセプトとして「どこにいても自分らしくいられる服」を掲げ、多様化するライフスタイルの中で人や場所に左右されず、体にストレスをかけない洋服作りを行っている。また、2016年からブランド直営のセレクトショップ「THE ROOM BOUTIQUE OKINAWA」をオープン。マンションの一室を店舗化し、完全予約制という独自のスタイルで、自分好みの服を探す楽しみやHIGAの魅力を発信する。

少年時代のふとした出来事がきっかけでファッションに興味を抱き、国内の服飾デザイン専門校の名門・文化服装学院に進学、現在のHIGAに通ずるデザインの基礎を学んだ比嘉氏。将来的な独立を視野に入れ、最初のキャリアとして選んだのは衣料メーカーの生産管理兼営業だった。デザイナーという華々しいスタートとは異なる道にも見えるが、比嘉氏は“ここでの経験がなければ今のHIGAは無い”と振り返る。

2009年、学生時代からの夢を実現すべく、HIGAの前身となるアパレルブランド「COVER」を設立。“独立するなら沖縄でやりたい”という故郷への想いから帰省した比嘉氏だが、仲間からは“沖縄でアパレルブランドはできないのではないか”と懐疑的な意見が多かったという。実際に、ブランド設立後はものづくり・経営の両面でトライ&エラーの連続で、とりわけ経営面においては小売店のネットワーク構築と収益を得るまでのリードタイム短縮が大きな課題だった。苦難の末に辿り着いた変革の一手とは。

HIGAは今後の展望として、ブランド発信力の強化を目指し、チーム体制の構築や販売ラインの拡大を図るとした。その根本にあるのは、自身が生まれ育ち、現在の活動拠点となっている故郷・沖縄への想いだ。沖縄に活力を与えるブランドを目指す比嘉氏の想いが語られる。

公開日 /

プロフィール

1980年沖縄生まれ、那覇市出身。文化服装学院を卒業後、東京や新潟のアパレルブランドメーカー数社にて、生産管理兼営業担当として事業のノウハウを学ぶ。2009年、拠点を地元沖縄に帰省、同年7月アパレルブランド「COVER」を立ち上げる。
その後、ブランド創設6年を経て2015年に新ブランド「HIGA」をスタート。同年、東京コレクションに参加し、琉球藍染にこだわった作品で注目を集める。ブランドコンセプトに「どこにいても自分らしくいられる服」を掲げ、多様化するライフスタイルの中で人や場所に左右されず、自分らしく生きるための服を沖縄から発信。毎年12月には東京と沖縄で新作の発表会も催す。OEM事業として、ホテルのユニフォームや学生服のデザインも手掛ける。
2016年より、直営の完全予約制セレクトショップ「THE ROOM BOUTIQUE OKINAWA」をオープン。
現在はデザイナー兼事業家として、沖縄に活力を与えるブランドを目指し、HIGAの発信に奔走する。