エピソード
Vol.26
ファミリー企画株式会社 平良 奈々 化粧品開発
沖縄の天然素材で
働く女性のスキンケアを助ける
動画の内容
- スキンケア開発を女性ならではの視点で
- 美容を通じて人を笑顔にしたい
- 経験不足から陥った大きな失敗
- スタッフから見た平良社長
- 働く女性が輝ける世界を目指して
「NO RULES FOR BEAUTY」をスローガンに掲げ、固定概念にとらわれない美容の在り方を追求するファミリー企画株式会社。働く女性をメインターゲットに据えて最小限の手順で使える化粧品の企画・販売を展開、沖縄由来の天然素材が持つ美容効果に着目し、自社化粧品ブランドchulabi(美美、ちゅらび)においてハイビスカスや月桃、島ニンジンなどを素材としたコスメティックを開発。2019年には健康食品として知られる海藻のモズクを素材とした化粧品ブランド「もずくコスメ」の主力商品「もずくパック」が、「第5回ジャパンメイド・ビューティーアワード2019」にて審査員賞を受賞するなど、業界での注目度を高めている。そんなファミリー企画の代表取締役社長として、会社をパワフルに牽引するのが平良 奈々(たいら なな)氏だ。
学生時代に化粧や美容の楽しさに出会ったことから、美容を通じて人を笑顔にしたいとの想いを抱いた平良氏は、東京の大手食品メーカーに就職すると化粧品部に配属される。そこでの在籍期間は2年と決して長くない期間ながら、現在の活動に通ずる様々な収穫に恵まれたという。そしてまた、化粧品部での仕事が、沖縄由来の素材が持つ魅力に気付かされるきっかけになったと振り返る。
地元・沖縄に帰ってきた平良氏は、県産素材の良さを発信すべく弱冠25歳でファミリー企画を設立し、商品開発・販売に乗り出す。東京での活動で培った知識やノウハウを十二分に詰め込んだスキンケア商品に絶対的な自信を持っていたが、起業後はマーケティング不足から在庫を抱え、大きな挫折を味わったという。その苦難をどのようにして乗り越えたのか。
紆余曲折を経て、現在は主力商品の販売に加え、新たに県内の異業種とコラボレーションで共同開発した新商品の提供をスタート。平良氏は今後、さらなる別の異業種とのコラボレーションや、働く女性たちの生活環境をサポートする新事業も考えているという。固定概念にとらわれない将来のビジョンも語られた。
公開日 /
1990年沖縄県豊見城市生まれ。13歳より地元沖縄を離れ、鹿児島の中高一貫学校に入学・卒業し、上智大学外国語学部入学。在学中にスペインへ語学留学し、現地の語学学校を卒業。
大学卒業後は某大手食品メーカーに入社し、化粧品部に配属。店舗の美容部員などを務め、化粧品についての知識を深めるとともに沖縄由来の植物や素材が持つ魅力に気付く。
25歳を迎えた2015年に独立し、ファミリー企画株式会社を設立。化粧品や美容サービスの企画会社として「NO RULES FOR BEAUTY」をスローガンに掲げ、沖縄の天然素材を使用した自社化粧品ブランドchulabi(美美)を立ち上げる。
2019年、「第5回ジャパンメイド・ビューティーアワード2019」にて沖縄特産のモズクを素材とした美容パック「もずくパック」が審査員賞受賞。
現在もハイビスカス、月桃、島ニンジン、アロエなど沖縄由来の天然素材を使ったコスメティックの開発・販売を展開。その傍らで2022年には、沖縄黒糖を素材に使用したボディクリームをチョコレート専門店のタイムレス(北谷町)と共同開発、異業種とのコラボレーションも意欲的に展開。沖縄発のコスメティック業界を牽引する存在として注目を集めている。