エピソード
Vol.31
LVS株式会社 當山 佐菜 美容事業経営者
20歳で起業！
ワンマンからの変革
勢いよく水面を滑るモーターボードに引かれて、爽快にウェイクボードを楽しむ女性。「去年ヤバかったけどね、ガングロすぎて」と笑いながら話す姿からは、経営者の雰囲気を感じさせない。當山 佐菜（とうやま さな）氏は美容サロンの経営や美容商品の開発・販売を手掛けるLVS株式会社の代表取締役を務めている。エステティシャンとしても世界大会でグランプリを獲得するなど第一線で活躍、現在は後生の育成にも尽力しており、沖縄県内でエステティシャンの養成校「ラフィーユアカデミー」を展開している。
現在に至るまで當山氏が通った道のりは、決して平坦ではない。しかしそれを凌駕するほどに、彼女はエネルギッシュにその道を駆け抜けてきた。幼いころから商売に興味があったという彼女が、行動を起こしたのは高校生の時。それから持ち前の行動力と負けん気でスキルを磨き、株式会社ラ・フォーエス・カンパニー（現：LVS株式会社）を20歳で起業した。濃密な時間を過ごしたであろう3年間だが、笑いながら振り返るその姿からはまるで苦労を感じさせない。
だが、若くして会社を立ち上げた當山氏に、集客の苦難が立ちはだかる。薄利多売で昼夜問わず働き続け、気づけば「忙しい、時間が無いって言いたくない」と思っていたはずの自分自身が「忙しい」と漏らしていた。その気づきが、彼女をいちエステティシャンから経営者へと押し上げていく。激動の日々で起こしていった當山氏の変革、そして美容業界への次なるチャレンジを熱く語る。
公開日 /
LVS株式会社 代表取締役、（一社）日本ノーファンデーション協会 代表理事。
高校生の時、ホームステイ先のアメリカで起業を決意し、自ら退学届を出して退学。沖縄県内で美容系企業に勤務した後、趣味でエステティックをしていた母の影響で株式会社ラ・フォーエス・カンパニー（現：LVS株式会社）を立ち上げる。
2016～2017年にかけて、K-Beauty世界大会に出場しグランプリ獲得。2018年ロサンゼルス大会 グランプリ獲得。
美容師国家資格、日本タラソテラピスト認定エステテシャン、フランスナチュロパシー認定エステティシャン、日本エステテック協会認定フェイシャル/ボディエステティシャン、日本まつ毛エクステンション認定機構講師、BST衛生管理士などの資格を所有。