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エピソード

動画の内容

  • 感じていた違和感
  • 起業のきっかけ
  • ピンチをチャンスに変える
  • スタッフから見た福島社長
  • ワダチラボの3つの事業
  • オンラインスクール「育休スイッチ」
  • 未来に向けて

沖縄県浦添市の産業振興センター結の街(ゆいのまち)に「誰もが可能性を信じられる社会づくり」をテーマに企業向けの人材育成・キャリア支援・プロフェッショナルの養成講座を展開する株式会社ワダチラボがある。

代表の福島 知加(ふくしま ちか)社長には、かねてより抱き続けていた、ある違和感があった。
幼少期には「女の子は勉強ができなくても、家事と子育てができていれば大丈夫」と聞かされ、社会人になってからも「女性は子育てをしないといけないから働かなくてもいいんじゃない?」という話をしばしばに耳にする。所謂ステレオタイプの女性像が幅をきかせている社会に生きにくさを感じた彼女は、「女性も男性も生きやすい社会」を羨望する様になる。

営業担当として現場で6年、人事担当として組織を俯瞰する立場で3年。キャリアコーチとして求職者と向き合う仕事で2年。社会人としての経験を積んでいく中で、人材が自立的にキャリアを築いていくことが重要だと感じた彼女は、「人材支援」という仕事に自らのやりがいも見出し、求職活動を開始。しかし、これはという求人になかなか巡り合わず、それならばと一念発起、起業することを決意した。

経営者として人材育成支援の担い手として、その後も幾度となく壁にぶつかるが、2020年にはじまった新型コロナウイルスの大流行は、事業のモデルを根本から見直さなければならないほどの打撃となった。

会社の経営も人材育成も立ち行かなくなる中で、しかし彼女は逆境を機会に変えるメンタリティを発揮。リアル研修からオンライン研修への転換を果たし、さらには新サービスとして2021年、キャリア開発オンラインスクール「育休スイッチ」を立ち上げるに至る。

「育休スイッチ」は、男女問わず育休取得後のキャリア形成に悩み、積極的な活用を躊躇しているビジネスパーソンを対象に、低価格、高品質な授業・仕事と人生に直結したマインド/スキルの習得を軸に、自分らしい職場復帰を目指せる様、様々な支援を行うサービスで、既に多くの企業からも問い合わせが集まっている状況だ。

幾多のピンチに見舞われながらも、それらをチャンスに変える行動力。今や社会問題となっている少子高齢化にも一石を投じ、自らの信念とバイタリティで未来を切り開く福島社長。その原動力に迫る。

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プロフィール

1984年生まれ、沖縄県中城村出身。大学時代は、東京ディズニーシーのキャストをはじめ20以上のアルバイトを経験。
卒業後、大手教育関連企業の営業職として入社し、2年連続全国1位の成績を収める。その後コンサルティング営業、IT企業での採用・人材育成統括、就職支援機関のキャリアコーチを務め、ベストスタッフ賞やMVPを受賞し、企業の組織力・パフォーマンス向上に貢献。一方で20代の頃にメンタル不調を経験したことから「支援者」の存在や「コミュニケーション」の重要性を認識し、支援者の道を志す。
2017年に独立し株式会社ワダチラボ設立、人材育成・キャリア支援、女性支援事業を展開する。中小企業の人材育成や組織活性のコンサルティング、企業・行政機関・研修企業主催の「コミュニケーション・コーチング」「両立支援」の研修講師、その他求職者や女性支援を実施し、これまでに述べ2万人以上の支援に携わる。
2021年、育休取得者向けのキャリア開発オンラインスクール「育休スイッチ」を開講。
保有資格に国家資格キャリアコンサルタント、銀座コーチングスクール認定プロフェショナルコーチ、ワークライフバランス社認定コンサルタントほか多数。プライベートでは2児の母。